教育勅語を「憲法や教育基本法等に反しないような形」で教材として活用できるとした政府の答弁書。
各層から批判が続出しています。
稲田朋美防衛相は「(教育勅語の)夫婦仲良くなどは、現在でも通用するような価値観がある」と述べました。
しかし、教育勅語の「夫婦相和し」とは、稲田氏の言うような、夫婦仲良くという意味とは違っています。
教育勅語発布の翌年、文部省は解説書をまとめました。
解説書の「夫婦相和し」についての説明には「妻たるものは夫に従順にして、みだらにその意志に戻らざらんことを務るべし」「妻はもともと知識裁量多くは夫におよばざるものなれば」とあります。
妻は自分の意志に戻るな、知識裁量は夫に及ばない、夫に服従し逆らうなとなっています。
女性のみなさん、いかがですか?男性のみなさん、いかがですか?
到底、現在に通用する価値観とは言えません。
だから、教育勅語は戦後、憲法や教育基本法の制定に伴って衆参両院で排除、失効決議が上がったのです。
教育現場に、教育勅語の考えを持ち込むことは、許されません。
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